会報第二号 ─ 2026年10月6日発行
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机上調査海事部 No.004 / 海事部

【上天草】マリーナ4ヶ所、設備とバースを比較する

サンマリーナ宮崎
2026.10.06
写真: Naoki Tomeno / CC BY 2.0
机上調査です。海事部はまだ現地を訪れていない。公式サイトと公的な資料だけで書いた(2026年10月6日時点)。訪れたら「実地報告」として書き足す。

この報告は熊本県上天草市に集まる本格マリーナの基礎情報をまとめる。船を持つ、または預ける場所を探す南九州の経営者に向けて、4施設の設備とバースの違いを机上で整理した。料金や契約条件は施設ごとに個別で、公式サイトでも非公開の項目が多い。鹿児島・宮崎から船で遠征する際の、係留先の選び方の参考にもなる。

上天草にマリーナが集まる理由

上天草市は熊本県・天草諸島の玄関にあたる。有明海・八代海に面し、波の穏やかな海域が広がる。市内には本格的なマリーナが複数集まり、九州でも有数の集積地になっている。フィッシャリーナ天草の公式サイトによると、熊本市内から車で約90分の距離だという。

4施設を比較する

施設名所在地電話定休日(公式サイト記載)
フィッシャリーナ天草上天草市松島町合津75000969-56-3043記載なし
大矢野マリーナ上天草市大矢野町中10789-10964-59-0145水曜・第2第3火曜(祝日は営業)
フィッシャリーズ上天草市大矢野町登立11275-190964-56-1339水曜・第2第3火曜
白岳マリーナ上天草市松島町阿村5740-20969-56-0977記載なし

(2026年10月、各社公式サイトで確認)

営業時間は施設と季節で異なる。大矢野マリーナは4〜10月の平日が8:30〜17:30、11〜3月の平日は7:00〜17:30、土曜は4〜10月のみ7:30〜17:30、日祝も4〜10月のみ6:30〜17:30になる(公式サイトによる)。フィッシャリーズは通年8:30〜17:30、白岳マリーナは8:00〜17:00の受付という。出船の計画を立てる前に、季節ごとの開場時間を確認しておく必要がある。

設備で見るべき違い

船を置く場所を選ぶときの要点は、バースの区分と上下架の能力にある。

  • オーナーバースとビジターバース。自艇を係留する契約バースと、来訪者が一時利用できるバースは別枠のことが多い。フィッシャリーナ天草はオーナーバースで25〜60ftの艇に対応し、給水・給電設備を備える。ビジターバースは30ftクラスで約20隻分という(同社公式サイトによる)。
  • マリントラベリフトの能力。預けられる艇の大きさを左右する。フィッシャリーナ天草は最大25t、フィッシャリーズは60ftクラスまでの上下架に対応すると、それぞれの公式サイトにある。
  • 付帯サービス。白岳マリーナは保管サービスに加え、中古艇の販売、ボートライセンス講習、点検・整備までを一施設で扱うと公式サイトに記載がある。所有から維持までを一か所に任せたい層に向く構成だ。

問い合わせの進め方

係留料金、保証金、船舶検査証の提出要否は、どの施設も公式サイトに金額を公開していない。まず電話で艇のサイズと希望時期を伝え、見学の日程を決めるのが順当な流れになる。フィッシャリーナ天草とフィッシャリーズはクラブハウスを備え、ラウンジやシャワールームなど、来訪者が立ち寄れる設備がある(各社公式サイトによる)。

誰に向くか

週末のクルーズや接待で船を使う層には、クラブハウスを備えるフィッシャリーナ天草やフィッシャリーズが向く。所有から整備までを任せたいなら、白岳マリーナのような一施設完結型が合う。いずれも同じ天草の海域にありながら、役割分担がはっきりしている。遠征の起点として、まず電話で相談するところから始まる。

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