会報第一号 ─ 2026年9月28日発行
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机上調査海事部 No.002 / 海事部

【南九州で取る】小型船舶免許の種類・費用・日数

青島と弥生橋
2026.09.28
写真: ブルーノ・プラス / CC BY-SA 4.0
机上調査です。海事部はまだ現地を訪れていない。公式サイトと公的な資料だけで書いた(2026年9月28日時点)。訪れたら「実地報告」として書き足す。

海に出る遊びは、免許から始まる。小型船舶の免許の種類、2つの取り方、費用と日数の目安、鹿児島・宮崎・熊本で講習が開かれている場所を、国土交通省と試験機関の公開情報で整理した。

免許は3種類。行ける海が違う

小型船舶操縦士の免許は、一級・二級・特殊に分かれる。国家試験を実施する日本海洋レジャー安全・振興協会(JMRA)の説明をまとめると、次のとおりだ。

区分航行できる区域操縦できる船免許取得年齢
一級無制限総トン数20トン未満、またはスポーツ・レクリエーション用で長さ24m未満のボート18歳以上
二級湖・川・湾などと、海岸から5海里(約9km)まで一級と同じ(18歳未満は5トン未満に限定)16歳以上
特殊水上オートバイの航行区域(湖岸・海岸から2海里)水上オートバイのみ16歳以上

一級・二級を持っていても、特殊がなければ水上オートバイには乗れない。逆に特殊だけではボートは操縦できない。二級には、湖や川に限った「湖川」の区分もある。

錦江湾や日向灘の沿岸で遊ぶなら二級で足りる場面が多い。沖の島へ渡る、県をまたいで走るという計画があるなら一級だ。

取り方は2つ。国家試験か、教習所か

国土交通省によれば、取得の方法は2つある。国家試験を直接受ける「受験コース」と、登録小型船舶教習所で講習を受ける「教習コース」だ。

国家試験は、身体検査・学科試験・実技試験の3つ。実技は実際に船を操縦する。受験の申請は、試験開始期日の20日前から7日前までに、JMRAの窓口へ行う。受験コースでも、実技対策に民間の免許スクールを使う人が多いとJMRAは書いている。

教習コースでは、法定のカリキュラムを履修し、国家試験と同じ内容の修了試験に合格すれば、学科と実技が免除される。身体検査は免除されない。

区分国家試験手数料(合計)免許スクールの教習時間の目安登録教習所の法定時間
一級35,450円学科1〜2日、実技半日〜2日学科24時間以上、実技12時間以上
二級30,300円学科・実技とも半日〜2日学科12時間以上、実技12時間以上
特殊27,650円学科・実技とも半日学科6時間以上、実技1.5時間以上

(JMRA公式サイトで2026年9月に確認。手数料は身体検査4,250円を含む額。医師の身体検査証明書を出す場合、身体検査手数料は2,450円)

国家試験の手数料には、スクールの受講料は含まれない。ここは別に見積もる必要がある。

教習所に払う総額の一例

登録小型船舶教習所の料金は、教習所ごとに違う。一例として、国土交通省の登録教習所一覧に載る日本海洋資格センターの鹿児島会場の表示を挙げる。

区分表示総額教習日数
一級154,400円〜162,200円4日〜5日
二級128,600円〜135,200円2日〜3日

(2026年9月 同社公式サイトで確認。教本・教材費、身体検査手数料、登録免許税、海事代理士手数料を含む総額と表示)

免許証が手元に届くのは、最終教習日から1か月以上先になると同社は案内している。夏の海に間に合わせるなら、春のうちに動くのが筋だ。

鹿児島・宮崎・熊本で受けられる場所

国土交通省の登録教習所一覧には、本拠地が3県にある教習所として、マリンスクール鹿児島(鹿屋市)、中村海事事務所(大島郡和泊町)、株式会社ケイエムマリン(宇城市)が載っている。

本拠地が県外でも、3県で講習を開く教習所はある。日本海洋資格センターの2026年秋の日程には、次の会場が並ぶ。

  • 鹿児島:KMSヨットヤード、いちき串木野の本浦交流センター、薩摩川内のSSプラザせんだいなど
  • 宮崎:サンマリーナ宮崎、日向の細島港湾福祉センターなど
  • 熊本:八代の株式会社ウェスタマリン、フィッシャリーナ天草など

国家試験の窓口は、JMRA九州事務所(北九州市)が3県を受け持つ。ただし鹿児島県の奄美市と大島郡は沖縄事務所の管轄だ。

取ったあとの更新

免許証の有効期間は5年。更新の手続きは、有効期間が満了する日の1年前からできる。更新には講習の修了が必要だと国土交通省は定めている。免許は取って終わりではない。5年ごとに更新がある。

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